- 2025年3月13日
楽天スーパーSALEで売上が伸びない…これを意識しないと失敗します。
楽天市場でスーパーSALEやお買い物マラソンの際にキャンペーン施策を行っても、「なかなか売上が伸びない」「思ったほど効果……
「商品名も工夫してるし、キーワードも入れてる。それでも検索で1ページ目に出てこない――。」
楽天に出店している店舗さんなら、誰しもが抱える悩みです。
厳しい事を言うと、検索結果の上位に出なければ、商品は“存在しない”のと同じです。実際、楽天市場ではおよそ7〜8割のユーザーが、検索結果1ページ目(=上位45位以内)から商品を購入していると言われています。
つまり、“検索順位が低い=売上機会の損失”です。
上位表示の重要性は十分に理解している、でも…「何をどう改善すればいいか分からない」「施策をしても手応えがない」そんな“楽天SEOの壁”にぶつかっている店舗様向けに、2025年の上位表示するための楽天モール内SEO最新情報をお伝えします。
見直せばすぐに効果が出る施策も少なくありません。“広告に頼らずに売れる商品ページ”を作りたい方は、ぜひこの機会に徹底的に楽天SEOを攻略していきましょう。
楽天市場で検索結果の1ページ目=上位45位以内に入ることは、売上に直結する“生命線”とも言える重要指標です。では、その順位は一体何によって決まっているのでしょうか?
楽天内検索のアルゴリズムの評価要素と、検索結果画面の広告枠と自然検索枠の仕組みについて、実務的に理解しておくべきポイントを解説します。
楽天の検索順位は、単純なキーワード一致だけで決まるわけではありません。楽天が商品を検索上位に表示するかどうかは、以下のような複数の“評価指標”を元に総合判断されています。
評価軸 | 内容 |
---|---|
売上実績 | 過去の販売件数や、同一キーワード経由の売上・転換率(CVR) |
キーワードとの一致率 | 商品名・説明文に含まれるキーワードと検索語の一致度。完全一致がより高く評価される |
キーワード経由のCVR | 該当キーワードで検索されたときに、実際に購入されたかどうか。検索意図との合致度を測る指標 |
配送品質(納期遵守) | 発送予定日を守れているか、キャンセルが少ないか。最強配送が導入されているかも加味される |
問い合わせ品質 | 購入前後の問い合わせに対する対応スピードや丁寧さ。その後のレビューでの満足度なども影響する |
商品レビュー | 商品レビューの数と平均評価(特に4.0以上かどうか) |
ショップレビュー | 店舗としての評価・実績(総合評価、リピート率、クレーム率) |
最強配送の導入有無 | 楽天の定める配送品質基準を満たしているか。スピード出荷・配送先変更対応などが対象 |
つまり、“検索キーワードにしっかり対応し、満足される商品・店舗であるか”が評価の軸となっています。
「ページにキーワードを入れているのに上がらない」という場合、実は転換率や配送対応の部分で評価を落としているケースが多く見受けられます。
楽天市場の検索結果ページは、広告(RPP)と自然検索の2つの表示エリアに分かれています。
この構造を理解せずに対策を講じると、「上位に出たと思ったら広告だった」「自然検索では全然見つからない」といったことが起こり得ます。
端末 | RPP広告枠(上部) | 自然検索枠の開始位置 |
---|---|---|
スマートフォン | 上位 1〜7枠が広告(※検索結果の冒頭) | 8商品目からが自然検索 |
パソコン | 上位 1〜5枠が広告 | 6商品目からが自然検索 |
楽天検索の上位表示は、単なる“キーワードの一致”ではなく、「ユーザーの検索意図にマッチしていて、満足されている商品」かどうかで評価されます。自然検索での露出を勝ち取るには、
の両面を整える必要があります。
検索順位を上げる上で最も基本的かつ重要なのが「キーワード戦略」です。どれだけ画像や商品説明を整えても、そもそも検索されていない・もしくは競合に埋もれるキーワードを使っていては、上位表示にはつながりません。
ここでは「売れるキーワード」を見つけ、ページに適切に反映させるための具体的な考え方とテクニックをご紹介します。
キーワードを考えるうえで、最初に意識すべきなのは「そのキーワード経由で売れるかどうか」です。
単にアクセス数が多いビッグワード(例:加湿器、化粧水、スニーカー)を狙っても、競合がひしめく中で上位表示を獲得するのは至難の業ですし、意図があいまいな検索からは転換率も上がりません。
売上につながるキーワードとは、次のような特徴を持つものです
大切なのは、商品を探しているユーザーのニーズに一致させる事です。ユーザー視点に立って、この商品を欲しい人はどのようなキーワードで検索をするか、を想像する事が重要です。
ビッグキーワードの競争が激化する一方で、実はロングテール(スモール)キーワードこそが中小店舗の狙い目です。
例えば
商品1件あたりの流入は少なくても、複数のスモールワードで全体流入を底上げするのが理想的な構え方です。
楽天内での検索候補(サジェストワード)は、日々入れ替わっており、3ヶ月も放置すれば内容が大きくズレてしまいます。
特に季節性やイベント要素を含む商品は、週単位で検索語が変化することも珍しくありません。
サジェスト対策としては、最低でも3ヶ月に1回、理想は週1回の入れ替えチェックを行い、季節イベント(例:母の日 プレゼント、夏用マスク、クリスマス ギフト)など、一時的に爆発するキーワードは前倒しで設定するようにしましょう。
また、競合商品のタイトル分析も必須です。楽天検索で上位表示されている商品は、すでに実績を積み上げたキーワード設計になっています。これを“上位にいる商品を教材化する”視点で定期分析することが、地道ですが強力なSEO対策になります。
ファンクションでは楽天・Amazon・Google・Yahooなど複数のサジェストを自動取得し、競合データも横並びで可視化しています。競合商品に設置してあり、自社商材にないキーワードも一目で分かるようにご提供。
もちろん、実際の設置作業まで作業させて頂く事も可能です!
楽天の検索アルゴリズムは、語句の完全一致を高く評価する傾向にあります。例えば「加湿器 卓上 静音」と検索された場合、「静音 卓上 加湿器」は評価されやすくても、「静かに使える小型の加湿器」では一致率が下がり、表示順位に不利となります。
ただし、キーワードを詰め込みすぎて分かりにくくなると、クリック率が下がる可能性があります。また、無関係、関連率が低いなキーワードを入れるとアルゴリズム上の評価が落ちる事も楽天は明言しています。CVRとのバランスを見ながら、「自然な一致+分かりやすさ」を意識することが重要です。
楽天では「商品名登録ガイドライン」に準拠して登録することで、検索結果やランキング、リコメンドにおける露出が最適化されやすくなると公表されています。
ガイドラインの主な要点
詳細は「商品名ガイドライン」をご覧ください。※RMSにログイン後ご覧ください。
このガイドラインに従うことで、検索順位の安定化・評価向上が見込めます。特にジャンルごとの命名ルール(例:型番順/ブランド順)に注意し、ルールを一貫させましょう。
なお、イドラインの内容に沿わない場合でも、違反点数制度の対象にはならないのでご安心ください。
楽天SEOにおけるキーワード設計は、“一度設定して終わり”ではありません。むしろ「検索動向・競合・CVR」を定期的に見直し、磨き続ける運用型施策です。
売れる商品を作るには、まず「検索される土俵に立てているか?」が問われます。その第一歩が、このキーワード設計です。
キーワードをどれだけ工夫しても、楽天の検索エンジンに正しく認識されていなければ意味がありません。
SEOで成果を出すためには、楽天独自の検索アルゴリズムが「どこを見ているのか」を理解し、評価される場所に、評価される情報を設置することが不可欠です。
ここでは、楽天内検索において上位表示を狙うなら必ず押さえておくべき10の基本対策を、項目ごとに具体的に解説していきます。
楽天SEO対策の第一歩は、「楽天の検索エンジンが、どこを見て表示の有無を決めているのか?」を正しく理解することです。楽天では、商品ページの中でも“検索対象になる項目”と“ならない項目”が明確に分かれています。
検索対象外の場所にキーワードを入れてしまっていては、SEO効果は一切得られません。
項目名 | 検索対象デバイス | 解説 |
---|---|---|
商品名 | 全デバイス共通 | 最も重要な検索対象。検索順位・CTR(クリック率)に大きく影響。上位にキーワードを配置。 |
キャッチコピー | 全デバイス共通 | 商品一覧で表示されないが、検索対象には含まれる。補足ワードや差別化ポイントに活用。 |
PC用販売説明文 | パソコン検索時のみ | キーワードの補足として活用可。画像中心でないページ構成では特に重要。 |
PC用商品説明文 | パソコン検索時のみ | 長文テキスト部分も検索対象。CVRに直結する説明+SEOを意識したキーワード配置を。 |
スマートフォン用商品説明文 | スマホ・アプリ検索時 | スマホユーザー向けの要所。スマホ流入が7〜8割を占める現在、特に注力すべき項目。 |
商品属性(カラー・サイズなど) | 全デバイス共通 | 検索フィルターや絞り込みに使われる。誤設定があると検索対象外になる恐れがあるので要注意。 |
ディレクトリID(ジャンルコード) | 全デバイス共通 | 楽天カテゴリと商品が一致していないと、関連キーワードで表示されない可能性あり。 |
カタログID(JAN/ISBN) | 全デバイス共通 | 型番商品や公式商品に設定必須。正しく登録すると楽天側で自動連携されやすくなる。 |
商品番号(商品管理コード) | 全デバイス共通 | 商品名には表示されないが検索対象。型番や品番で探すユーザーへの対応に有効。 |
ショップ名 | 全デバイス共通 | 「ショップ名 + 商品名」で検索されたときのSEOに影響。指名買い・リピーター対策に有効。 |
楽天SEOでは、「どこにキーワードを入れても効果が出るわけではない」ことを理解し、“検索対象になる項目に、売上につながるキーワードを配置する”ことがすべての出発点です。
検特に楽天の場合、検索結果の順位は「キーワードとの一致度 × 売上実績 × コンバージョン率(CVR)」で決まるため、
単にキーワードを埋め込むだけではなく、「売れるキーワード」を「評価される項目」に配置することが不可欠です。
以下のようなキーワードは、購買意欲の高いユーザーが検索するワードとして、SEOにおける効果が高いです。
種類 | 具体例 | ポイント |
---|---|---|
商品仕様に関わる語句 | 例:大容量、軽量、防水、静音、医薬部外品 | スペックや特徴を端的に伝えるワード |
使用シーン・対象者 | 例:新生活、出産祝い、小学生向け、旅行用 | 利用シーンが明確な分、CVRが高くなる傾向 |
ブランド・型番 | 例:Nike、SHARP、A123型番 | 型番検索は購入意図が強く、完全一致が特に重要 |
季節・イベントワード | 例:夏用、クリスマス、敬老の日 | 一時的な検索需要が爆発するワード。早めの設置が有効 |
これらの語句は、各時期にあわせて商品名の冒頭に配置するほどクリック率が高くなりやすい傾向があります。
楽天SEOでは、ただ検索されるだけのキーワードよりも、“売れるキーワード”を“検索対象項目”に入れることが最重要です。感覚ではなく、データや実績に基づいたキーワード運用を日常業務に組み込むことで、検索順位と売上は確実に上がっていきます。
楽天SEOで意外と見落とされがちですが、ディレクトリIDと商品属性の設定ミスは、検索順位に直接的な悪影響を与える重大要因です。いくらキーワードを工夫しても、「そもそもその商品が適切なカテゴリや属性で認識されていない」状態では、検索ロジックに評価されず、上位表示は見込めないどころか、表示すらされないリスクもあります。
ディレクトリIDとは、楽天市場が定める商品とジャンル紐づけるIDです。
これが商品内容に合っていない場合、ジャンルで絞った検索を行った場合は表示対象から外されてしまします。また、誤ったジャンルで検索対象になってもクリックや購入が発生せず、SEO評価が下がる可能性があります。
商品属性は、ユーザーが絞り込み検索をした際に使用されるもので、検索ロジックに深く関わる要素です。楽天公式では、以下のように明言されています
「属性情報は、その商品・SKUを正確に表したものであることが重要です」
→ 正確な属性が付与された商品は、検索ロジックにおいて優遇され、表示順位が向上する
注意点 | 内容 |
---|---|
①正確な属性値の設定 | 実際の商品に即したサイズ・色・素材・ブランドなどを正しく設定 |
②属性情報の網羅性 | 該当する項目は1つでも多く登録する方が検索評価が高い(空欄NG) |
③不適切・誤解を招く属性の排除 | 違うサイズや色を入れると、検索結果に誤表示されるうえ、ペナルティの可能性もある |
属性フィルターで絞り込んだ際にも表示されないため、本来の露出チャンスを逃してしまうことになります。
ディレクトリIDと商品属性の設定は、楽天SEOにおいて「地味だけど超重要」な基礎部分です。これらの設定が正確かつ網羅されていなければ、どんなに良い商品でも、検索上位に食い込むことはできません。
この2軸を常に意識し、商品登録時のルール化/運用フロー化を進めていくことが、長期的なSEO強化に直結します。
楽天SEO対策の中でも、クリック率(CTR)に最も大きな影響を与えるのが「商品画像の1枚目」です。また、検索順位にも影響する重要項目として、楽天公式でも画像最適化の重要性が明確に示されています。
「画像はデザイン次第」と軽視されがちですが、実は検索アルゴリズムも画像の品質と枚数を評価に含めていることがわかっています。
楽天の検索結果ページでは、商品タイトルよりも先にユーザーの目に入るのが「商品画像1枚目」です。そのため、楽天SEO上でも“クリックされる1枚目画像”かどうかが評価対象となります。
楽天公式の指針では以下の通りです
「ガイドラインに沿った高品質で魅力的な商品画像は、検索ロジック並びにユーザー双方から評価され、検索順位の向上につながる」
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ・比率 | 700px × 700px以上の正方形推奨 |
解像度・明るさ | 鮮明で、白背景または自然な背景。商品がはっきり見えること |
訴求内容 | 価格・送料無料・レビュー評価・ポイント倍率・機能性などの補足あり |
判断ライン | 楽天公式の「画像判定ツール」で“△”評価を目指すのがベスト |
検索結果に表示されるのは1枚目のみですが、楽天公式は「2枚目以降の画像も検索ロジックに影響する」と明言しています。
「検索結果に直接表示されない画像であっても、商品の魅力を伝える複数の画像を登録することで、検索ロジックが商品情報をより正確に理解し、検索結果において優遇されることがある。」
つまり、複数画像があることで“検索エンジンが商品をより正確に理解する”=SEO評価が上がるという構造です。
推奨される最低枚位数は3~5枚以上とされています。
バリエーションのある商品(カラー・サイズ違いなど)の場合は、各SKUにも画像を設定することで、検索アルゴリズム上の評価が向上します。「カラー名だけが違うが、画像はすべて同じ」というパターンは避け、SKUごとに差異がわかる画像を設定しましょう。
1枚目画像は「クリック率(CTR)」を、複数画像は「SEO理解度(検索評価)」を左右する要素です。どちらも“楽天検索で見つけてもらい、選ばれるための重要な要素”であり、特にスマホユーザーが中心の現在、画像の最適化なくしてSEO強化はあり得ません。
SEOの観点を踏まえて、商品画像2枚目以降やSKU画像など、検索結果では「見えない画像」もしっかり作りこんで設置すうようにしましょう。
楽天検索で上位表示を狙うなら、「商品名」はSEOにおける最重要項目です。その中でも特に重視されるのが、「商品名の冒頭19文字」です。
楽天市場のスマートフォン表示では、検索結果・ランキング・特集ページなどの一覧で、商品名は冒頭19文字までしか表示されません。つまり、この19文字が“クリックされるかどうか”を大きく左右する判断材料となっているのです。
内容例 | 意図・効果 |
---|---|
【SALE】今だけ50%OFF / 【ポイント10倍】 | 期間限定や価格訴求で即時的な注目を集める |
転換率の高いキーワード | 何の商品か一目でわかるようにする・ユーザーが重視するキーワードを入れ、CTR/CVRを高める |
【訳あり】【並行輸入品】 | 誤購入防止・期待値コントロール(後述の楽天公式ルールにも合致) |
→ ユーザーは「今買う理由」「この商品ならではの魅力」が最初に見えないとスルーします。
SEOキーワードを網羅するためのものは、商品名後半に配置するのが効果的です。アルゴリズム上、後方でもきちんと認識されますし、クリック率が高ければSEO評価も向上します。
楽天は、商品状態や販売条件を誤認なく伝えるために、以下のような注意文言を商品名の先頭に記載することを推奨しています。
「商品状態や販売方法、その他の誤購入を避けることを目的とした注意文言については、商品名の先頭に【】(隅付き括弧)で囲んで入力してください」
複数ある場合は、それぞれに【】をつけて明示
例【並行輸入品】【訳あり】Casio G-SHOCK G-100-2B ネイビー
これにより、誤解を防ぎつつ楽天側からの検索評価も下がりにくくなります。
項目 | 実務ポイント |
---|---|
冒頭19文字 | 「何の商品か+今買う理由」をコンパクトに伝える構成にする |
特典・価格訴求 | SALE・送料無料・ポイント倍率など、一覧で差がつく訴求を優先配置 |
SEOキーワード | 商品名の中盤〜後半に、完全一致で配置(例:加湿器 卓上 超音波 USB) |
注意文言(楽天推奨) | 【訳あり】【予約商品】など、商品状態の記載を明確に(【】で囲む) |
商品名の“冒頭19文字”は、クリックされるかどうかを決定づける「顔」であり、楽天SEOにおける最前線の勝負ポイントです。単にキーワードを詰め込むのではなく、ユーザーが惹かれ、選びたくなる要素を構成的に設計することが、CTRと順位の双方に好影響を与えます。
2024年、楽天市場の検索ロジックにも、「セマンティックサーチ」が取り入れられました。これは、ユーザーが入力したキーワードを“単語の羅列”としてではなく、その検索意図や背景まで理解したうえで、より的確な商品を上位に表示する仕組みです。
従来の「完全一致による表示優先」だけでなく、ページ内容とユーザーの検索意図との整合性が重視されるようになっています。
セマンティックサーチとは、検索されたキーワードがどんな目的で使われているか?どんなシチュエーションや悩みと関連しているか?を、検索エンジンが文脈レベルで理解して結果を返す技術です。
楽天でもこの考え方に基づき、単なるキーワード一致ではなく、“その商品が、ユーザーの求める用途や状況にどれだけ合っているか”を見ています。
商品ページは、「何のためにこの商品を探しているのか?」という検索の背景(シーンや目的)を意識して設計することが求められます。
たとえば「腕時計」という商品でも、検索ユーザーが求めているものは以下のように大きく分かれます
検索意図 | 具体的なワード例/想定シーン |
---|---|
ファッションアイテム | 「カジュアル腕時計 メンズ」「通勤 コーデ 時計」など |
ステータスシンボル | 「高級 ビジネス 腕時計」「ロレックス 仕事」 |
ギフト・記念日用 | 「父の日 プレゼント 腕時計」「結婚祝い 時計 女性用」 |
コレクション・限定モデル | 「ヴィンテージ セイコー」「G-SHOCK 限定モデル」 |
セマンティックサーチは、「この商品はキーワードと関連性が高いか?」を多角的に評価します。
こうした要素が組み合わさって、楽天内でも“文脈の合う商品”が検索順位で優遇されるようになっています。
対策項目 | 内容・実装ポイント |
---|---|
使用シーン・ターゲット明記 | 商品説明文・画像に「どんな人に/どんな場面で」使うのかを明示 |
関連語の盛り込み | 「プレゼント」「通勤」「旅行」「デスク周り」など、周辺ワードも自然に含める |
タイトルやキャッチでの補足 | 【母の日ギフトにも】【オフィス使いOK】など、文脈訴求をタイトルにも入れる |
レビューとの整合性 | 説明と乖離があると信頼性が下がるため、レビュー内容を分析し、説明に反映するのも有効 |
セマンティックサーチの導入によって、楽天SEOでは「単語の一致」から「意味の一致」へと評価軸が変化しつつあります。今後のSEOでは、“キーワードだけでなく、ユーザーの目的や状況に合った情報をページで伝えること”がより重要になります。
楽天市場において、近年ますます重視されているのが、“配送品質”です。
楽天が導入している「配送品質向上制度」では、一定の基準を満たした商品に「最強翌日配送」ラベルを付与。このラベルの有無が、検索順位やクリック率、CVR(購入率)にも大きな影響を与える仕組みとなっています。
楽天市場が独自に設定した配送基準を満たす商品に対して「認定ラベル」を付与する仕組みです。
このラベルは、検索結果一覧に表示されることで、商品を視認しやすくし、ラベル付き商品の方がより目立ちやすくなる傾向があります。また、ユーザーにとっては、配送タイミングや受け取り方法の選択肢が広がるため、より都合に合わせた購入が可能となり、満足度の向上につながるメリットがあります。
楽天公式の見解としては最強翌日配送商品はモール内SEOにおいて、高評価に繋がります。また、「最強翌日配送」ラベル獲得商品でラベルが表示されない地域のユーザーが見た場合でも、ラベルを獲得商品として検索順位には有効になります。
「最強翌日配送」ラベルを獲得している商品あれば、翌日お届けできないエリア(「最強翌日配送」ラベルが表示されないエリア)であっても、検索順位への影響度は同じです。
最強配送ラベルを獲得するには、「SKU・システム対応」「店舗全体の実績」「商品単体の配送体制」の3つすべてで条件を満たす必要があります。
区分 | 条件 |
---|---|
対応すべきこと | ・SKU移行済みであること ・お届け日表示機能に対応していること ・39ショップであること |
店舗基準 | ・納期遵守率:96%以上 ・6日以内お届け比率:80%以上 ・月間出荷件数100件以上 |
商品基準 | ・午前注文:365日、翌日お届け対応 ・午後注文:365日、翌々日お届け対応 |
これらすべての要件を満たして初めて、「最強翌日配送」ラベルが表示され、SEO評価にも影響するようになります。
最強配送は単なるラベルではなく、“楽天SEOを強化する公式な評価基準”です。検索順位の改善、クリック率の向上、レビューの安定化など、あらゆる面でメリットが大きく、競合が多いジャンルであればあるほど、導入の有無が売上に直結します。
全商品は難しい場合でも、注力すり商品は最強翌日配送ラベルを獲得できるように、配送体制等の見直しを行いましょう。
楽天内SEOとは直接関係ないように見えて、実は見逃せない集客導線のひとつが「Googleショッピング」です。楽天市場の商品は、Googleショッピングにも自動連携されており、正しく設定していれば“勝手に広告表示される”仕組みになっています。
つまり、「設定するだけで無料の外部露出が増える」ため、やらない理由はありません。
Googleショッピングとは、Google検索結果の上部や「ショッピング」タブ内に表示される商品リスティング広告のことです。
楽天市場はGoogleと提携しており、楽天内の商品情報が自動的にGoogle側に送信され、広告枠に表示される仕組みになっています。
Googleショッピングに楽天経由で商品が表示されるためには、RMSで以下のどちらかを設定しておく必要があります。
項目 | 設定ポイント |
---|---|
① 白背景の商品画像 | Googleは背景付き画像を許可していないため、白背景の画像を登録しておく(RMS内に専用項目あり)※1600×1200ピクセル以内、縦横どちらかが600ピクセル以上 |
② JANコード(型番商品) | 型番商品であればJANコード(バーコード)を登録するでOK |
※白背景画像は「メイン画像とは別に登録」する必要があります。商品ページの見た目に影響はありません。
Googleショッピング内でより積極的に露出したい場合は、楽天の「RPPエクスパンション広告を利用することで、Google側での入札強化が可能です。ビッグキーワードでの外部露出や、楽天外からのリターゲティングにもつながります。
競合と差をつけるためにも、まずは「白背景画像が登録されているか?」をすぐに確認してみてください。
楽天SEOでは、商品ページそのものの作り込みだけでなく、店舗の“運営品質”も検索順位に影響する重要な評価軸です。
楽天の検索アルゴリズムは、ユーザー満足度の高い商品を上位に表示しやすくする設計になっています。そのため、検索順位には以下のような“ユーザーとの接点でのパフォーマンス”が影響します。
実績指標 | 内容 |
---|---|
商品レビュー | 商品自体の評価(星の数・レビュー数・コメント内容) |
ショップレビュー | 店舗としての総合評価(梱包・発送・問い合わせ対応など) |
配送品質(納期遵守率) | 表示している納期をどれだけ守れているか(目安:96%以上が推奨) |
問い合わせ対応 | ユーザーからの問い合わせに対するスピード・丁寧さ(評価にも影響) |
楽天の公式発表より
レビュー内容や評価点が低い商品・店舗は、たとえ他のSEO要素を満たしていても、検索順位が上がりにくくなるケースがあります。
「問い合わせ対応」「配送の遅延率」などは、見落とされがちなSEO要素ですが、実は検索アルゴリズム上では高く評価されます。特に以下の点に注意しましょう。
検索順位を上げるには、「検索に引っかかる」だけでなく、ユーザーに満足される店舗であることが前提です。
楽天SEOでは、“商品・ショップの実績”がそのまま評価指標になっているため、レビュー、配送、問い合わせ対応などの「見えない努力」こそが、長期的にSEOを支える基盤になります。
楽天SEOを語る上で、近年ますます注目されているのが「SKUの統合(マルチSKU化)」です。特に楽天の検索アルゴリズムにおいては、“売上実績”が検索順位に与える影響が非常に大きいため、SKUを統合し、カゴあたりの売上額を上げる事はアルゴリズムに直結する項目といえます。
楽天では、1つの商品ページ内で複数の価格違いのバリエーション(サイズ・カラーなど)を切り替えられる形式を「マルチSKU」と呼びます。
これを活用することで、商品の販売実績・レビュー・評価などを1ページに集約でき、検索アルゴリズム上の評価を集中させることができます。
楽天の検索順位ロジックは、以下のような評価軸を組み合わせています
評価項目 | 内容 |
---|---|
売上実績 | 同一商品ページの総売上(注文数・売上高) |
CVR(転換率) | 検索キーワード経由の購入率 |
レビュー数・評価 | ページ単位で集計されるため、SKUが分かれていると分散されてしまう |
つまり、SKUを統合して「1ページ」にまとめることで、売上・レビュー・評価が“1商品”として蓄積され、検索順位が上がりやすくなるというメリットがあります。
「SKUを分けた方が入り口が増える」のでは?という疑問
確かに、SKUを別商品として登録すれば検索にヒットする“入り口”は一時的に増えます。
しかし、SEOの本質は「検索されたときに、上位表示されるかどうか」です。
SKUが分散されていると、それぞれの売上・レビューが小さくなり、検索順位の評価が分かれ、どれも中途半端に終わる可能性が高くなります。
“長期的なSEO評価を考えれば、SKU統合が明らかに有利”になります。
SKUを統合する際には、検索評価の高いページをベースにすることで、順位の下落を避け、安定したSEO効果が期待できます。
SKU統合は、楽天SEOの“売上・評価を集中させるための強力な武器”です。一時的なアクセス増よりも、1ページに実績を集約して検索評価を高めていくことが、長期的な売上・露出アップにつながります。
ファンクションでは競合データも自動取得。競合商品に設置してあり、自社商材にないキーワードも一目で分かるようにご提供。商品の検索順位も日々追跡し、適宜改善案をご提案・実行します。
自然検索(オーガニック検索)と並んで重要視されているのが「RPP広告(検索連動型広告)」です。楽天が公開している「商品名登録ガイドライン」にも、次のような記載があります。
「検索連動型広告(RPP)の実績も、検索ロジックにおける商品の実績として評価されます。」
この一文が示すように、RPP広告で得た実績が、検索順位を左右する要素の一つとして加味されている可能性が高いと読み取れます。ここでは、RPP広告と楽天SEOがどのように影響し合っているのかを整理します。
RPP広告(検索連動型広告)は、楽天市場内の検索結果ページに表示される有料広告枠であり、多くの店舗が活用しています。検索結果の上部に表示されるため、ユーザーの視認性が非常に高く、売上に直結しやすいのが特徴です。
ただし、「入札単価(CPC)を高く設定すれば上位に表示される」という単純な構造ではありません。楽天のRPP広告は、複数の要素を加味して“総合的なスコア”を算出し、その結果に基づいて表示順位を決定しています。
楽天側はアルゴリズムの詳細を公開していませんが、実務経験や広告運用の実績から、以下のような要素が複合的に評価されていると考えられます。
表示順位=CPC(入札単価) × 商品スコア(品質スコア)
この「商品スコア(品質スコア)」に含まれている要素には、以下のようなものがあると推定されます。
スコア要素 | 内容例 |
---|---|
CTR(クリック率) | 広告が表示された際に、どれくらいクリックされているか |
CVR(転換率) | クリック後、どれくらいの確率で購入されているか |
広告経由の売上実績 | 広告からどれだけ売れているか。件数だけでなく売上金額も加味される可能性あり |
レビューの質と量 | 購入者からの評価が一定水準を超えているか(低評価の多さも影響) |
商品情報の整備度 | 画像の充実度、属性設定の有無、商品名の適正性など |
このように、楽天RPP広告では「単価を上げた者勝ち」ではなく、“広告として優れている商品”が上位に表示されやすい設計になっているのです。
同じCPCであっても、CTRやCVRが高い商品は「広告効率が高い=ユーザーから支持されている」と評価され、優先的に表示される傾向があります。また、継続的にパフォーマンスを出している商品は「学習済み商品」としてスコアが高く保たれやすいとも言われています。
つまり、単に広告を出稿するだけでは不十分で、広告で成果を出すためには
といった、商品ページ全体の“広告適正”を整える運用が求められます。
このように、RPP広告は「費用をかけるだけで順位が上がる」わけではなく、広告としての品質を日々改善し続けることが、継続的な上位表示と効率的な運用のカギとなります。SEOとの連携を視野に入れながら、商品スコアを育てていく視点が重要です。
つまり、RPP広告で“選ばれる・売れる”商品は、広告内でも評価されやすくなり、より上位に表示されやすいという構造になっています。
楽天のアルゴリズムは、検索ワードごとに、商品クリック率や転換率等が評価され、これらのデータが検索結果に反映されます。
様々な要素を元に、検索条件に対して関連性の高い順に商品を表示しておりますが、その中の要素の一つとして、ユーザーが検索したワードごとにどの商品がどれだけクリックされたかの実績が評価に含まれています。
この商品のクリック率には、検索結果に表示される[PR]枠の検索連動型広告(RPP)の商品のクリックも実績として含まれます。(RPPの実績のうち転換率も評価に含まれるが、ROASについては関連性はなし。)
楽天のSEOアルゴリズムは公開されていませんが、弊社をはじめとした多くの運用現場での経験則から、RPP広告がSEO評価に与える影響には以下のような傾向が見られます。
広告だからSEO評価に含まれない、ということはなく、「そのキーワードで検索→クリック→購入された」実績があれば、たとえ広告経由でも、検索エンジンはその商品を“該当キーワードに対する回答としてふさわしい”と認識するようになります。
つまり、RPP広告で売れた分は、自然検索においても“売れ筋”として認識される土台になり得るというわけです。
こんな例も…
たとえば、同一価格・同一カテゴリ・レビュー評価も同程度の型番商品が複数ある場合、検索結果上では以下のような傾向が観測されます。
これは、RPP広告の「売上・CVデータ」が検索アルゴリズムに反映されていることを示唆する実例のひとつです。
特に、以下のようなケースではSEOだけで上位を狙うのが難しい商品も存在します
このような商品に対しては、「まずはRPP広告で売上実績を積み、それを元にSEO評価を引き上げる」というステップを踏むのが有効です。
RPPはコストをかけて成果を出す手法ですが、その実績を“SEOブースター”として活用することで、広告に依存しすぎず、将来的には自然流入での売上獲得にもつなげていくことができます。
楽天SEOとRPP広告は互いに補完し合う存在です。広告の運用成果がSEOにも影響し、SEOで得た流入がまた広告効率にも影響する。この相乗効果を理解し、戦略的に連動させていくことが、楽天での“持続的な売上成長”につながります。
楽天市場におけるSEO(自然検索)とRPP広告(検索連動型広告)は、性質が異なるため「完全に別物」として扱われがちです。確かに、SEOは“無料の流入”を狙う施策であり、RPPは“有料の表示枠”で成果を得る施策という違いがあります。この2つを連携させる事が効率の良いSEO対策に繋がります。
RPP広告は、商品ごとに「どのキーワードでCVが発生したか」を可視化できるという点で、SEO戦略の補完にもなります。
たとえば、以下のような実務活用が可能です。
活用法 | 活用イメージ |
---|---|
RPPでCVが出たキーワードをSEOに反映 | 商品名やキャッチコピーに、そのCVワードを完全一致で組み込む |
SEOで上がらないキーワードに広告を投下 | 難関ワードをRPPで出稿し、先に実績を作ることでSEOを後押し |
同カテゴリ内で競合が強い商品 | RPPで露出と実績を担保し、上位表示までの“助走”を短縮 |
このように、SEOとRPP広告は「キーワード単位」で運用連携するのが理想です。SEOと広告で別々のキーワードを狙っていては、相乗効果が発揮されません。
SEOが得意な場面と、RPP広告が得意な場面は異なります。それぞれの特徴を理解し、役割分担を明確にしながら使い分けることで、最も効率的な集客・販売が実現します。
商品状況 | 有効な施策 |
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商品にレビューがなく、出品直後である | RPP広告でCV実績を先につくる |
SEOで順位はあるが、クリック率が低い | RPP広告で訴求の強い画像・特典を強調して再訴求 |
季節性・イベント性が強い商品 | 広告で早期に需要を拾い、SEO効果も引き上げる |
このように、両者を“別々の施策”として動かすのではなく、1つの販売戦略の中に組み込むことで、最小限のコストで最大の成果を出すことが可能になります。
検索対策をしているにも関わらず、「気がついたら検索順位が落ちていた」というケースは少なくありません。楽天SEOにおいて順位が下がる主な要因は、アルゴリズム側の評価低下/競合の強化/運営側の設定ミスやルール違反など多岐に渡ります。ここでは、よくある6つの原因とその具体的な対処法を解説します。
楽天の検索アルゴリズムは「売れている商品=良い商品」と評価します。単純に売上が下がるのも原因の1つですが、特に重要なのは、検索キーワード経由の売上やCVR(コンバージョン率)です。検索結果からのクリック後に売れなくなると、SEO評価は下がっていきます。
自社の商品に変化がなくても、競合が強化されることで相対的に順位が下がることがあります。価格調整、特典追加、画像改善、レビュー獲得などが競合によって行われている可能性があります。
楽天のルールに違反していると、検索順位が下がるだけでなく、最悪の場合は非表示になることもあります。誇大広告、NGワード、画像規定違反などが対象です。
一時的に効果があったキーワードも、季節や流行が変わることで検索数が落ちていきます。特にイベント系キーワードや季節商品は、定期的な見直しが必須です。
検索対象外になってしまう大きな要因が、商品属性やジャンルIDの誤設定・未設定です。検索にヒットしなくなるだけでなく、ランキングにも影響します。
楽天では、商品単位だけでなくショップ単位の運営評価も検索順位に影響します。納期遅延や問い合わせ放置などの対応品質が低下すると、ショップ全体の評価が落ち、検索順位も下がるリスクがあります。
チェック項目 | 優先度 | 確認方法/対応指針 |
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商品売上・CVRの変動 | 高 | RMS売上レポート・商品別アクセス分析 |
競合商品の順位/訴求力 | 高 | 実際の検索結果で比較し、自社商品の相対位置を確認 |
商品名・画像・属性の違反や未設定 | 高 | RMSの商品一括CSVで洗い出し+目視点検 |
トレンド・季節キーワードの変化 | 中 | サジェストワード・キーワード検索ボリュームを毎月確認 |
店舗評価(納期・問い合わせ・レビュー) | 中 | RMSの店舗レポート/レビュー分析 |
楽天SEOでは、検索順位が落ちたときの「初動対応スピード」がその後の回復にも大きく影響します。定期的なチェック体制と、社内フローへの組み込みが、安定した上位表示を維持する鍵となります。
楽天SEOの王道施策は、今までお伝えしたキーワード設計やレビュー獲得、SKU統合などが基本ですが、それだけでは競合に差をつけるのが難しい場面もあります。そんなときに活用したいのが、検索アルゴリズムを深く理解した“裏技”的アプローチです。
新規登録商品と同様に、一度倉庫に格納した商品を再販設定にすると、再度”新着扱い”として認識され、検索上位に上がりやすくなる傾向があります。完全な新規登録よりも商品評価が引き継がれるため、再販は上手に使うと強力なテコ入れになります。
楽天検索では「ショップ名」も検索対象に含まれています。商品名とショップ名に同一のキーワードを入れることで、商品名だけに設定した場合よりも若干評価が高まる傾向があります。
例:海鮮かに処・お米のクワベー・横浜チョコレートのバニラビーンズ
外部リンク(LINEやメルマガなど)から直接商品ページに誘導するのではなく、あえて「検索ページ」に飛ばしてからクリック・CV(購入)してもらうと、その検索キーワードに対する関連性が強化される可能性があります。
例:「加湿器 おしゃれ」で店舗内検索したURLをメルマガやLINEのリンク先にする
条件: 100人以上の購読者がいるLINEやメルマガ配信で実行すること。
レビューに商品名のキーワードや使用シーンが書かれていると、セマンティック評価が向上しやすい傾向があります。
ステップメールでレビュー投稿を依頼する際に、「◯◯の用途でご購入された方は、ぜひその使い心地をご記入ください」と自然に誘導するなどの工夫を施してみましょう。
「母の日 プレゼント」や「バレンタイン お返し」「プレゼント 20代女性」等、特定の目的をターゲットとした商品には有効な施策になります。
これらのテクニックは、単独で即効性があるものもあれば、継続運用により効果を発揮するものもあります。上位を目指すなら、こうした”検索ロジックの裏をかく”ような施策も戦略に組み込んでおきましょう。
※裏ワザは楽天のロジック次第では無効になるので、予めご了承ください。
裏技内容 | 効果期待度 | 難易度 | 持続性 | 備考 |
---|---|---|---|---|
再販による新着ブースト | ◎ | 易 | △ | 一時的な効果だがCV蓄積で後押しできる |
商品名×店舗名キーワード一致 | ○ | 易 | ○ | あくまで補強要素。上位ページで効果を発揮 |
検索→リンク誘導でCV獲得 | ◎ | 中 | ○ | LINE・メルマガ活用必須/一部検証段階 |
レビューにキーワード誘導 | ○ | 中 | ○ | ステップメールとの連携で効果的 |
楽天SEOに取り組む際、基本施策や裏技的アプローチに注目が集まりがちですが、間違った対策やルール違反は逆効果になることがあります。ここでは、検索順位を下げてしまう“やってはいけない施策”と、店舗が陥りやすい誤解についてまとめます。
楽天市場では、ガイドライン違反=SEO評価の大幅ダウンにつながります。違反が発覚すると、制裁措置が段階的に実施されます。
ガイドライン概要
詳細は店舗運営Naviをご覧ください。(RMSログイン後にご覧になれます。)
制裁内容 | 影響 | 期間の目安 |
---|---|---|
ランキング掲載制限 | 売上の流入減 | 7~56日 |
検索順位表示ダウン | 検索流入減 | 7~21日 |
一部媒体掲載制限 | 外部提携メディア露出減 | 7~56日 |
一時改装中処理 | 商品非表示 | 7~28日 |
違約金 | 最大300万円 | 即時 |
原則契約解除 | 出店不可 | 即時 |
対策としては、RMSのガイドライン最新版を定期的に確認、違反通達の連絡がきたら即日で対応するようにしましょう。一発退店等の措置は滅多にございませんが、即日改装措置などは度々みかけるので、注意しましょう。
前述したとおり、楽天市場の検索は、ジャンルや属性での絞り込み機能が非常に多く使われています。ここで「未登録」または「誤登録」になっていると、そもそも検索対象に入らなくなる=露出ゼロという致命的な事態も起こります。
どんなに売上があっても、キーワードをしっかり設定していても、ジャンルが誤っていたり、商品属性が未設定だと絞り込み検索された際に無意味になります。
必ず、正しいジャンルID、設定上限数までの商品属性登録を行いましょう。
「検索に引っかかれば勝ち」と思い、商品名や説明文に関連性の薄いキーワードを大量に入れるのはNGです。
楽天のSEOアルゴリズムは、「キーワードとの関連性」と「実際に売れているか」の整合性を評価します。これは2024年末に発表された楽天公式のSEOガイドラインにも明記されている項目です。
商品に直接関係があり、かつユーザーの検索意図と一致するワードのみに絞り、誘導キーワード(人気・激安・トレンド)の乱用も避けるように心がけましょう。
一度設定したキーワードやサジェストをそのまま放置している店舗も要注意です。楽天市場は季節・流行・イベントに大きく左右されるモールであり、検索キーワードも毎月変化しています。
月1回のサジェスト確認を習慣化(楽天+Google+競合)し、などの季節語は、イベント前に仕込み、終了後に入れ替えを行うようにしましょう。
楽天SEOは「やるべきこと」だけでなく、「やってはいけないこと」にも注意が必要です。ガイドライン違反はもちろん、属性設定の漏れやキーワード設計の勘違いは、意図せず検索圏外になるリスクを生み出します。
特に最近は、検索品質の向上を目指す楽天側のアルゴリズム強化が進んでおり、正しく対策している店舗ほど恩恵を受けやすく、ルール違反店舗との“差”が広がりやすくなっています。
SEOの「落とし穴」を避けることこそ、長く売れ続ける店舗運営の土台です。
楽天市場におけるSEOは、「検索キーワードを入れるだけで終わり」ではありません。アルゴリズムの変化、競合の動き、商品トレンドの変化など、検索順位に影響する要素は日々変動しています。
これらを「一度やって終わり」ではなく、継続的に回し続ける“運用体制”を作れるかどうかが、楽天市場での成果を左右します。
楽天SEOで成果を出すために、当社では以下のような包括的な運用サポートをご提供しています。
フェーズ | サポート内容 |
---|---|
設計 | ・キーワード選定 ・ 競合分析 ・商品分析 ・ 強化商品選定 ・ジャンルID分析 |
実行 | ・ キーワード設定 ・商品ページ最適化 ・商品属性設定 ・外部SEO対策 ・商品画像1枚目制作 ・レビュー収集 ・キーワード更新 |
検証 | ・レポート提出 ・検索順位変動追跡 ・トレンド変化検証 ・サジェスト変化検証 ・次月施策提案 |
上位のサポートにくわえ、商品順位やアクセスの変化を検証。店舗様とデータを共有しながら、次のアクションにつながる改善提案を行います。
日ごとに順位を折れ線グラフで表示しているので、見やすく視覚的に順位の変動が分かります。
お問合せください
当社では、競合商品の価格・広告内容・商品ページの設計などを徹底分析し、貴店舗の“勝てるポジション”を明確に定めて戦略を構築します。単なるキーワード設置ではなく、「検索から選ばれるまで」の流れ全体を設計・支援します。
さらに、AIを活用した広告運用やレビューデータ解析により、最適なRPP広告の入札・予算配分までトータルでカバー。
SEOと広告を連携させた“成果が出る楽天運営”を実現します。
そんなお悩みをお持ちの店舗様は、ぜひ一度ご相談ください。検索順位を上げるだけでなく、“売上に繋がるSEO対策”をご提案致します。
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課題の根本原因をデータで徹底分析、抜本的改善案をご提案します。
新卒で楽天株式会社に入社し、レディースファッションジャンルのECコンサルタント、靴ジャンルの立ち上げに従事。その後、楽天市場に出店するメーカー企業へ転職し、楽天店舗責任者として売上拡大に貢献。就任半年で月商200万円だった店舗を月商1,000万円まで成長させる。 ファンクションに入社後は、ECコンサルタントと店舗運営者の両方の視点を武器に店舗支援に尽力。その後、役員に就任、店舗様の成長を第一に考えながら戦略的な運営支援を行う。楽天一筋15年以上の経験と確かな実績をもとに、楽天市場での売上拡大を目指す企業の成長を支援。